貴族社会の占有物

印鑑イメージ

印章とは印鑑の事。姓名を彫る事でその家の印となりますが、家紋はどうでしょう。
家紋は家の標識であり、苗字や称号の標準として用いられる図象のことですが、西洋のそれは貴族社会の占有物であったものに対し、日本では貴族、武家、庶民の各層におよんでいます。

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ただ家紋が家格の象徴であった時代には特定の紋所の使用は厳しく制限されていたようで、有名なところでは徳川期における葵紋や明治期以降の菊紋などがそうです。
家紋は基本形が三百余り、変型を含めると数千種もあるらしいです。
しかし明治維新後は庶民がみな苗字を持ち服装も洋装化し紋付き羽織りの出番も少なくなり家紋の使用も減少したようです。

しかし、現代でも地方によって違う場合もあるかもしれませんがお寺の位牌堂には「○○家」の名前の上に家紋がついています。
家紋もやはり印鑑と同じくその家を表す象徴と言えると思います。
ただし印鑑は「家」をあらわすと言うよりはその人個人を表すものなので、重大な場面での使用は責任も大きくなり慎重に使わなければなりません。

たとえば会社の中でも、書類などは確認の為の印鑑を下から順に社員、係長、課長、部長と捺していくらしいのですが、その印鑑でさえ階級にあったものを作っていくのだそうです。
「名は体を表す」ということわざがありますが、「印鑑は格を表す」といったところでしょうか。
確かに小さい丸の中に楷書の苗字がポツンと彫られているだけだと重みは感じられません。
結果、部長は部長らしく象牙で篆書の立派な印鑑をつくらざるを得なくなるのでしょう。

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