画竜点睛を欠く

篆刻イメージ

私の趣味は書道です。
子育てが一段落した40歳から初めてすでに10年が経過しようとしています。
小学校以来久しぶりにする墨はとても芳しい香りで気持ちがとても落ち着きます。

私が長年お世話になっている書道教室の先生はテーマごとにひとつ必ず作品を仕上げさせ、中年の生徒等が緊張して血圧が上がりそうな様子を見て楽しんでいます。
作品の最後には雅号印(がごういん)といって篆刻家によってつくられた印を捺すのですが、この時緊張は頂点に達します。
この最後の一押しで作品の出来、不出来が決まるといっても過言ではありません。
そうして朱色の印がその作品の収まるべき余白に収まってようやく、素人の駄作も立派な作品に仕上がるのです。

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反対にこの雅号印が捺されていなかったり、ちぐはぐな位置にあるとよく言われている所の画竜点睛を欠くという事になります。
この雅号印は篆刻家が作り上げるのですが、はんこ屋さんの中には篆刻家も結構多いのだそうです。
はんこと篆刻ともに石や象牙、そして木等に文字を削ったものに違いはないのですが、書の作品にはんこを捺す人はいませんよね。

実は私も恥ずかしながら自分の作品自分の作品用にてんこくで名前を削った事があります。
もちろん書道教室の先生に指導していただきながら(書家の方々の中にもてんこくをなさる方が多いそうです)ですが、はんことてんこくの大きな違いは輪郭をわざとすり減ったかのように欠けさせ、字画も変形させたり傷を刻んだりする所です。
こうする事ではんことは異なる芸術的な面での差が生まれるのだと思いました。

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